飲食店をやってます。

美味いモノ作って売ってりゃ客は来るし儲かる。そんな時代はとっくにおわりました。お店を運営していく中で思っている事を書いています。たまに全然関係ない事も書きます。笑

お陰様で50周年。

50周年のイベントが終わりました。
 
ウチのお店は先週の半ば。
22日、23日の二日間で50周年の感謝還元イベントを行いました。
50周年にちなんで、
50%の確率でお会計が50%オフになる、と言うもの。
 
お陰様で大盛況で、2日間、3店舗での値引額は普段の1店舗の2日間の売り上げに匹敵するほどとなりました。
 
いやー。文字通り「お祭り」でした。
 
終わってみると、どの店のスタッフもヘトヘトのヘロヘロ。
で、社内SNSで皆さん本当にお疲れ様でした、と言う労をねぎらうポストをしたところ、
社員達のコメントは「大変でしたが楽しみました!」と言ったものばかり。
 
商売的には大変でしたが、お客さんもスタッフも大いに楽しみ、大いに盛り上がった二日間となりました。やってよかった!
 
ところで。
今回のイベント期間中、とても印象的だったのは社長でした。
僕たち現役の社員は社長が店に立ち、接客する姿を見たことがありません。
 
もう76歳のおじいちゃんですしね。
 
その社長が各店を行き来しながら社長が現役の頃から来てくれている(!)古いお客さん達のところを挨拶して回っていたんですね。
さらに。
その場にいたお客さん達全員のテーブルを全て周り、お礼を言って回っていました。
社長の事なんて知らないお客さんが大半で、話しかけた直後は「えっ?」みたいなキョトンとした顔の人が大半でしたが、皆さん笑顔で社長と接していました。
 
意外かも知れませんが、ウチの社長は口下手で人と話すのが苦手なタイプです。
すっかり歳をとった社長が不器用なりに各店を回っている姿は僕を含めスタッフ達には特別な光景として映りました。
 
その姿を見た時、50周年を迎える事がいかに大変な事なのか。凄い事なのかを感じました。
ちなみに社長はこの2日間に名刺交換した人全てにその日のうちにお礼のハガキを書いたそうです。
 
社長のこの姿勢こそが今この店がここにある最大の理由だと言う事を確信しました。
普段は現場に立たない社長ですが。DNAは僕たちスタッフ達に受け継がれています。
 
恐らく彼から直接受け継いだと言うよりも。
社長と共に店を作り上げてきた当時の先輩方が彼から様々なモノを受け取り。
そう言う先輩方と共に仕事をする他のスタッフにも伝播し、、、巡り巡って僕たちの体の中に入っているんだと思います。
 
親のDNAを感じる事なんてそうそうありませんよね。
僕たちもそうでした。知らず知らずのウチに受け継いでいたのですね。
それを改めて自覚したイベントとなりました。
 
不器用な素人集団である事も含め、やっぱり僕たちは社長の色んなものを受け継いでいるんです。
 
僕らの武器は目には見えませんし、数字にも出ませんが、ちゃんと息づいています。
だからこの日を迎えることが出来た。
そう思っています。
 
これから51年目。
50年続いたから51年続くという保証はどこにもありません。
だからといって特別な事をするわけでも無く。
これまで通りのことをこれまで通りしていく。
 
それが何より大切だと思っています。
と言う事で次なる目標。
まずは60周年まで。引き続きお付き合いをよろしくお願い致します。